タイピング習得への道

〜マインド切り替えが大切。

〽️ タイピングに苦労している方へ。


物事を難しく考えすぎる性格の自分にとっては、タイピングの練習は身体的なものばかりではなく、段階を経てマインドセットしていかなければならなかった。考えすぎる人にはこの記事はアドバイスとなるかもしれません。



ホームポジションについて、簡単に説明しておきます。詳しく、正確に知りたい方は「タイピング ホームポジション」で検索してみて下さいね。

上の図が「ホームポジション」と呼ばれるものです。 キーボードの「F」と「J」のキーには触感でわかるように小さな出っ張りがあるはずです。ここに左右それぞれの人差し指を置いてください。
そのあと左手のそれぞれの指をA、S、D、Fに。 右手の指をJ、K、L、;(セミコロン)に。 両手の親指をspaceキーに添えます。以上を基準としてタイピングしていきます。

では入力してみましょう。

(入力モードは英数字にしておいてください)


・人差し指だけで
「F J F J ・・・」

・ほかの指も加えて
「F J D K F J D K・・・・」

・ホームポジションの上にあるキーも触ってみましょう。 「F J R U D K E I F J R U K E I ・・・」

・下のキーも。
「F J M V F J M V ・・・・」

・F と J の内側にある G と H も絡めて。
「F J W O F G J H F J W O F G J H ・・・・」

このようにキーの組み合わせにバリエーションを加えながら練習していきます。 上記では駆け足でバリエーションさせましたが、実際には小指を含んだメニューなど、もっと詳細名パターンを入力してみてください。

ポイントとしては、ホームポジション以外のキーを押したあとはその都度もとの位置

左手 A S D F
右手 J K L ;

に戻すこと。基準のポジションがブレるとなかなか上達しません。



本題。マインドセット

自分の経験。タイピングを上達させるには、段階に応じてマインドセットの切り替えが必要でした。そのことについて書きたいと思います。




第1段階。 手探り(指探り)で目的のキーを探しながら入力


はじめはここから。キーボードを見ずにモニターだけを見てどうにかこうにか打っていきましょう。

「”F”は確か左の人差し指で。。”P”は”L”の斜め上で。。」などと指の距離感をつかんでいきましょう。どんなに遅くてもいいです。

A~Zまでの26個のキー、あと句読点「、」「。」を指の距離感だけでタッチできるようになれば関門突破です。


第2段階。 仮名を頭の中でローマ字変換しながら入力


入力モードをローマ字かな入力にしてください。

第1段階に慣れてきたら次のステップです。 いろんな言葉を頭の中で一旦ローマ字に変換して、タイプして行きましょう。

「おはよう」を入力
”O - H - A - Y - O - U”

”O” “H” “A”...と順に打っていってください。他にもいろんな単語を入力してみましょう。


「塩分控えめ」
"E - N - B - U - N - H - I - K - A - E - M - E"

「チャーシュー増し」
"T - Y - A - "-" - S -Y - U - "-" - M - A - S - H - I"

横棒 ”ー” キーは”P”の斜め上にあります。

慣れてきたら、好きな文章をゆっくりと書いてみましょうね。「私はタイピングを覚えたい」なら 「WA TA SHI WA TA......」という感じで。

まだスピードを上げる必要はありません。 段階を経ていけば自然と速くなっていきます。




第3段階。 言葉をローマ字変換しないで入力


さて今度は「おはよう」と打つときに、頭の中で”OHAYOU”とローマ字変換するのをやめて下さい。平仮名の「おはよう」を頭の中に投影したまんま、入力するように。

漢字の単語も。 「太陽」 「話題」「一番搾り」 決して「太陽の『た』は『T A』 だから・・・」などと想像してはなりません。

文章もローマ字変換せずに、日本語テキストを思い浮かべたまま入力していきます。


「こんにちは 。 鳥 新一 です」

「社長 島 耕作、 小2 島 耕作、 受精卵 島 耕作 」

「俺は ニューヨーク で ストリート ギャング の ボス を やっている 。 」




第4段階 もはやタイピングで 「しゃべり」ましょう


第3段階では脳内日本語テキストを思い浮かべながらタイピングしていましたが。

いま「タイピングしていましたが」という言い回しを使いましたが、そうです。

もうあなたはタイピングができています。

まだぎごちないだけ。
自分のものになっていないだけ。

〜自分のものにするために。第4段階ではもう、 頭の中にテキストを思い浮かべるのもやめてしまいましょう。
実際の会話のように、思いついたことをキーボードでしゃべってみる。

「今日夕方雨降るってよ。傘持ってきた?」

例えば人に天気の話をするとき、

「今日」  「夕方」  「雨」  「降る」  「ってよ」   「。」

などと頭の中で単語を整理してから口に出したりしませんよね。
テレビなどの天気予報を目にしたときに
「雨・ピンチ」
という気持ちを瞬時に言葉に変換して口に出しています。 何か思ったことを反射的にタイピングで打ち出して下さい。


・朝、家を出る時を思い出して
「寒い! もう1枚着込んでいったほうがいいか?」

・電車にて
「隣の2人組うるさいなあ。でも、もしかして久しぶりに再会してはしゃいでいるのかもしれない。まあ俺は懐がでかいので大目にみてやるか。」

・美味しいものを食べた時
「あれ?なんか美味しくないか? リポーターではないので上手く説明できないけど」

できましたか?ミスタイプしても構いません。そのうち無意識下で修正されていきます。

◼︎注意事項。

1〜4までの段階を進めるにあたっての注意したことを書いておきます。


・前段階のマインドに戻さないこと。

特に最初の段階である、「キー配列を手探りで探す」という段階に戻るとだめ。せっかく体が覚えた距離感覚に迷いが生じるから。
ミスタイプが多かったりして悩んだときは、スピードを思いっきり落として現段階のマインドでやってみる。

・実は親指が大切。

ホームポジションも大切だが、個人的に注意しているのは親指の位置。ほかの指が遠くに出かけて行ったきりになってしまわないように、spaceキーの上に常に添えておくという意識が大切です。


ここまで読んでいただいた方に message。


第4段階のマインドでキーボードが打つことができれば、第1段階の時のスピードと比較すると神がかり的に速くなっていると思います。
過去のタイム測っておけば良かったね。

習得までかかる期間は人によって数週間、数ヶ月、もしかすると1年以上かかるかもしれません。でも。
タイピングは一生もののスキルとなるので、焦らずじっくり取り組んでください。






「ふ」です。

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