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こんにちは、「ふ」です。
Vectornatorの「パス」タブシリーズ、今回は「アンカーポイントの追加/削除」について紹介します。
Vectornatorの中でも、ちょっと「謎機能」ですよね。しかし探っていくと、なかなかに面白いものなんです。
操作方法からみていきましょう。
はじめに「追加」から。
正円で試してみましょう。ノードツールでオブジェクトを選択すると、アンカーポイントは現在4つありますね。
「アンカーポイントの追加」を行うと、元あったポイントの中間地点にそれぞれアンカーポイントが追加されました。
繰り返し行うと中間地点にどんどんポイントが追加されていきます。
次にアンカーポイントの削除です。ペンツールでテキトーに描いた曲線。ノードツールで選択します。
「アンカーポイントの削除」を実行すると、ポイントが間引かれました。
繰り返し実行するとどんどん間引かれて、最後には単なる折れ線となってしまいました。「これ以上削除できない」というところで実行できなくなるみたいです。
アンカーポイントの「追加」については、既存のポイント同士の中間地点に追加される、という法則はわかりました。
しかし「削除」について。どのいった基準でポイントが「間引かれて」いるのか?しかもスムーズポイントだったものがコーナーポイントに変換されたりしています。
いくつかの仮説を立てて検証したのですが、現時点では法則が判明していません。修行不足の「ふ」をお許しください‥💧
アンカーポイントの「追加」と「削除」は、不可逆的関係にあります。
楕円を描きました。アンカーポイントは4箇所です。
アンカーポイントを追加します。均等に追加されました。
そのあと元に戻そうとして、「削除」を実行。
ところがアンカーポイントが最初の位置とちがってしまっています。楕円も少し変形していますね。
「追加」と「削除」はお互い逆の操作、というわけではないようです。
操作を1つ手前の状態に戻したい時は、redo(画面を2本指でタップするか、メイン操作バーの左向きの矢印をクリック)を使いましょう。
ではこれらの機能の「使いどころ」を考えていきましょう。まづは「削除」から。
公式サイトでは、トレースした画像の調整に便利、とされています。
果物のロゴをカメラで撮影したものをVectornatorにインポートし、トレースしました。
このままだと、少しギザついています。
「アンカーポイントの削除」を何度か実行すると、スッキリとしてきます。
やりすぎると形が崩れてしまうので、ちょうどいいところで止めましょう。
フリーハンドで描いたパスの単純化にも便利です。
鉛筆ツールを使い、ギザギザを描きました。手書きなので大量にアンカーポイントが付いています。
見栄えを整えていきましょう。
アンカーポイントを削除していくと、綺麗なギザギザにすることができました。
必要以上のアンカーポイントを削除することで、画像のファイルサイズを軽量化することができます。
画像の3つの長方形をブーリアンで「合体」させました。
ノードツールで見てみると、矢印の部分にアンカーポイントがありますが、これ、必要ないですね。
「削除」を実行して取り除きました。
例ではシンプルな画像を使いましたが、これがたくさんのオブジェクトを使った複雑なイラストの場合、ファイルの軽量化に役立ちます。
今度は「追加」の使いどころ。
一言でいうと、パスに新たな「関節を追加する」ことができます。
ちょっと不機嫌そうなコイツに、「角(つの)」を生やしてあげたい。
上にあるアンカーポイントを引っ張ってみました。ただこれでは、おにぎり君になってしまいます。
原因は「関節が少ない」から。
アンカーポイントを追加して、関節を増やしてやりましょう。
再び上のアンカーポイントを引っ張ります。
関節が増えたおかげで、今度はうまくいきそうです。
仕上げに角の先端と付け根のスムーズポイントをダブルタップし、コーナーポイントに変換してやりました。
本人も喜んでいる模様。
正方形から何か作れないか、やってみました。
現在アンカーポイントは頂点のみの4つ。
「アンカーポイントの追加」を2回実行します。
頂点から反時計回りに1つ目のポイント、4箇所を複数選択。
選択したまま、アレンジタブの「回転」で20°回転させました。
まだ選択したままでいてくださいね。
ノードツールで中心からほんの少し拡大。
ちょっと角張っていますね。そこで今度は「アンカーポイントの削除」でまろやかにします。
〽️ かーざーぐーるま かざぐるま。
〜単純な図形のアンカーポイントを増やして編集してやると、色んなシェイプが出来上がるので楽しいです ♪ 是非試してみてください。
今回はVectornatorのアンカーポイントの追加/削除について紹介してきました。
一見「何に使うのだろうか‥」と疑問に思えるような機能だったのですが、試していくうち、色んな「使いどころ」に出逢う事ができました。
なかなか面白い機能です。画像は正六角形から作ったもの。
「ふ」も記事の後半は楽しんじゃっていますね、ふふふ。
お付き合いありがとうございました。ではまた〜 ♫
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